「また君を指名しちゃった。麻里亜ちゃんがいると、他の子じゃダメなんだ」 哲也は、いつものように柔らかな声音でそう言った。麻里亜は彼の言葉に、内心小さな喜びを感じていた。 指名が少ない自分にとって、哲也は数少ない、そして最も頻繁に来てくれるお客様だったからだ。彼に会うたび、小料理屋を開くという夢への一歩が近づくような気がしていた。 初めて哲也に指名された日を思い出す。 新しい環境への不安と、慣れない仕事への緊張で硬くなっていた麻里亜に、彼は驚くほど優しかった。巨乳好きだと公言するだけあって、麻里亜のGカップ ...