濡れた感情と初めての雷鳴 海斗の部屋に通された美央は、ソファに深く腰を下ろした。温かい室温が凍え切った体にじんわりと染み渡るが、心の震えは止まらなかった。 海斗は何も言わず、ただ心配そうに美央を見つめている。その静かな眼差しが、美央をさらに追い詰めた。 「あの…ごめんなさい、こんな時間に…」 絞り出すような声だった。海斗は美央の隣にそっと座り、彼女の肩に手を置いた。 「大丈夫ですよ。何か辛いことがあったんですね・・・。ちょっと待ってて。紅茶淹れるよ」 その優しい声と温かい手に触れられた瞬間、美央の張り詰め ...