恋愛ストーリー

あの雨の日から、すべてが始まった・・・ 第六章

春の旅路と密やかな情事

倫子に頼み、寛からの直接的な干渉を退けることに成功した美央だったが、寛との離婚調停は水面下で進んでいた。
その間も、美央は海斗のマンションで家事代行の仕事を続け、夜には彼と愛し合う日々を送っていた。

海斗は、美央との関係を経て、医者として目覚ましい成長を遂げていた。
臨床での実績が認められ、この度、医員から助教への昇進が決まった。

報告を受けた美央は、心から喜んだ。
海斗の努力が報われたことが、まるで自分のことのように嬉しかった。
海斗の部屋で知らせを聞いた美央は、思わず海斗に抱きついた。

「海斗くん、おめでとう!すごいね!」

「ううん。美央さんがいつもそばで支えてくれるからだよ。ありがとう、美央さん」

美央の祝福を受け止めながら、海斗は彼女を優しく抱きしめ返した。

美央の顔を見つめた海斗は、美央の唇を奪った。

蕩けるような感覚に美央の身体から力が抜ける・・・。そして・・・

「美央さん、お願いがあるんだけど…」

海斗の少し改まった声に、美央は蕩けた感覚から意識を戻し、首を傾げる。

「・・・っん・・・何?海斗くん…?」

「休みを取るから、お祝いに一緒に旅行に行かない?」

海斗の提案に、美央の心臓が跳ねた!

二人きりでの旅行。
それは、美央にとって想像もしていなかった誘いだった。

「もちろん!いいわよ♪どこ行きたいの?」

美央は弾んだ声で答えた。

海斗は少し照れたように言った。

「山間にある離れの温泉旅館があって、前から美央さんと行ってみたかったんだ。静かで、誰にも邪魔されない場所だよ」

美央はすぐに同意した。

海斗が私とずっと行きたかった場所。
そこで二人きりの時間を過ごせる。美央の心は期待に膨らんだ。

海斗はすぐに休暇を取り、二人は初めてのデート旅行をすることとなった。

季節は、桜が咲き誇る美しい春。

海斗の運転する車で向かったのは、彼の言っていた通り、山間のひっそりとした場所にある温泉宿だった。
全室が離れになっており、それぞれに内湯の露天風呂がついた、贅沢な造りの高級宿だ。


都会の喧騒から離れ、世間の目からも解放された二人の間に、穏やかな時間が流れる。

宿に着いた二人は、早速部屋付きの露天風呂に向かった。


湯船に身を沈め、温かい湯が肌を包み込む。桜の花びらが湯面に舞い落ち、風情を添える。
湯気の中で、美央と海斗は言葉少なに、ただお互いの存在を感じていた。


海斗の視線が、湯船の中で露わになった美央の身体に注がれる。美央もまた、湯気越しに海斗の逞しい体つきに目を奪われた。

夕食は、部屋でゆっくりと楽しんだ。
地元の旬の食材を使った料理は、どれも繊細で美味しかった。


食事中、二人の会話は弾み、笑い声が響く。
それは、まるで長年連れ添った夫婦のような、自然で心地よい時間だった。

夜になり、月明かりが窓から差し込む。二人は部屋の窓際で寄り添い、夜空を見上げていた。


肌と肌が触れ合う温もりが心地よい。
互いの存在を確かめ合うかのように、海斗は美央の手を握った。


その時、美央は海斗の昇進祝いに、特別なプレゼントをしたいと思った。
それは、今まで彼との間では踏み出せなかった一歩だった・・・。

美央は海斗を見上げて言った。

「海斗くん。あのね、プレゼントがあるの・・・」

「え・・・?プレゼント・・・?」

海斗が不思議そうに聞き返す。

美央は少し恥ずかしそうに、しかし真っ直ぐな瞳で海斗を見つめ・・・

「…私よ」

そして、今まで避けてきた、中出しを受け入れることを伝えた。

「昇進のご褒美・・・。今日は、海斗くんを全部、一番奥まで感じたいの・・・」

美央の言葉に、海斗の体が硬直した。

中出し。それは彼にとって、そして美央にとっても、新たな領域だった。
しかし、美央の瞳に宿る強い決意を見て、海斗は彼女の願いを受け入れた。

二人は寝室へと向かった。
部屋の明かりを落とし、静かに互いの浴衣をゆっくりと脱がしていく・・・。


肌が触れ合うたびに、熱が上がっていくのを感じた。
海斗の体が美央の上に重なる。お互いに濃密な愛撫を堪能した後、いよいよという時、海斗は美央に囁いた。

「…ほんとに、いいの・・・?」

「うん・・・。今日は海斗くんをいっぱい感じたいから・・・」

美央は、彼のそのままを受け入れた。

ヌチュッ…

湿った音と共に、海斗の熱く昂ったペニスが美央の中へとゆっくりと入ってくる。

「っ…ぁあ…っ…!!」

美央から甘い悲鳴が漏れる。体の奥深くに、海斗の全てを受け入れている感覚。
海斗もまた、温かく柔らかい美央の体内に迎え入れられた感覚に、強い快感を覚えていた。

ビタン、ビタン…

肉がぶつかり合う生々しい音が部屋に響く。
二人の呼吸は乱れ、喘ぎ声が重なり合う。

「イクよ・・・美央さん」

「私も…イク…イク…中に…中に出して・・・」

ドバッ…!ドバドバドバッ…!!

海斗は美央の体の奥深くへ、射精した。
彼の熱い愛液が、美央の身体の一番奥に流れ込む。

美央は、海斗の全てを身体に受け止めながら、甘い悲鳴を上げた。

「あぁ…ぁあああ…っ…!!!!」

二人は、この夜、文字通りの意味で一つになり、朝まで絶え間なくお互いの愛を確かめ合い続けた・・・。

しかし、二人の知らぬ間に、この幸福な時間は第三者の目に晒されていた。

寛だ・・・。

美央の行動を監視していた彼は、美央がこの高級宿に海斗と共にいることを突き止めていたのだ。


寛は、二人の部屋の窓際で戯れる姿、宿から手をつないで出てくる二人の姿、そして駐車場で抱き合いキスをする二人の姿を、隠れて全て写真に収めていた。
美央と海斗が知る由もなく、彼らの関係は、決定的な証拠として寛の手に渡ってしまったのだった。

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